部活やいじめなどの悩みについて

 学校生活の中で、時には勉強に集中できないほどの理不尽な出来事に悩まされる事もあります。いじめ問題や、部活動での体罰など、様々な問題はニュースでも報じられていますが、こうした状況で、それでも我慢して学校に通っている人もいると思います。

 

 その頑張りは大切な事だとは思いますが、あまり無理をしすぎると、自分自身が身体的、精神的に耐えられなくなる事もあると思います。よく学校では「逃げる・逃げない」の二分論で語る教員などが多くいますが、そうした中で、いじめや部活動の体罰、生徒会活動の中での人間関係のいざこざなどに対して回避しようとすれば「逃げるな」といわれる事もあります。

 

 しかし、私は、「逃げる」ことを悪い事とは思いません。学業に集中できる余裕も失って苦しんでいる状況から「逃げる」ことはむしろ自分が生きていくうえで大切なことで、そもそも「逃げる」という表現では不適切と考えます。逃げると考えるのではなく、自分の次の進路を見据えるための一時的な対応手段の一つと考えてください。また、いじめや体罰などがある状態では、勉強やそのほかの学校の活動等にも集中できないと思いますから、そうした状況から逃げる、いわば「不登校」をするということも、自分のいのちを守るためには大切な選択の一つと考えます。

 

 そして、いじめや体罰等から回避して、自分の周囲の状況が落ち着いた段階で、次に自宅でしっかりと勉強して、次の進路を見据えていくことが大切だということも申し上げておきます。

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